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ELAV-GeneSwitch 系統と上手なハエの請求のしかた


Date: Tue, 28 Jan 2003 13:40:00 +0000
Subject: [Jfly] ELAV-GeneSwitch
From: fujikake

JFLYの皆様
 大阪大学 ゲノム機能学講座 D1の藤掛と申します。
 どなたか、ELAV-GeneSwitch flyをお持ちの方はいらっしゃらないでしょうか?
(Proc Natl Acad Sci USA 98: 12596-601, 2001).
 昨出先の研究室の方へ問い合わせているのですが、特許の関係か、リクエストが多
いからか、なかなか返事が返ってきません。
 すでにお持ちの方、あるいは情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、
 ご連絡いただけませんでしょうか。
 どうぞよろしくお願いします。

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大阪大学大学院 医学系研究科
未来医療開発専攻 ポストゲノム疾患解析学講座
ゲノム機能学講座 (旧 臨床遺伝学)
博士課程 一年 藤掛伸宏


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From: kanuka@brain.riken.go.jp
Date: Tue, 28 Jan 2003 14:30:09 +0900
Subject: [Jfly] ELAV-GeneSwitch

嘉糠@理研和光です。

当ラボではELAV-GeneSwitchは直接first authorのDr. T. Osterwalderにコンタクトして、彼から譲渡してもらいました。彼はエンハンサー差し替え可能なバージョンも作っているので、使い勝手があると思います。実際に使った印象として、多少leakyでしたがRU486にレスポンスして確かに発現制御可能でした。「ドライブしてもembryonic lethalになって使えない」などの遺伝子解析にはもってこいだと思います。

ちなみに諸説あるかと思いますが、リクエストに対するレスを良くするためには、以下のような点に留意することをお勧めします。
1. ラボのPIにお願いしてリクエストする(MTAを含む実験の責任所在を明らかにする)
2. 出来れば受取人払い(FeDexナンバーの記載など)
3. 送り先の記載
4. 自分の研究分野の簡単な紹介を書く
5. そのハエを使っての実験計画の簡単な説明を書く
6.  MTAを交わす用意がある意思表示、もしくは第三者へ譲渡しないことの意思表示

伝統的なルールとして「ハエくれ!」「はい!」が基本だと思いますが、可能ならば相手が気持ちよく譲渡出来るようにしたいものです。昔いとうκさんが書いたhttp://jfly.nibb.ac.jp/html/discussion/2001/0105asking_for_materials.htmlも是非お読み下さい。

嘉糠洋陸 [Hirotaka Kanuka]
理化学研究所 脳科学総合研究センター
細胞修復機構研究チーム


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Date: Tue, 28 Jan 2003 15:54:40 +0000
Subject: [Jfly] ELAV-GeneSwitch
From: fujikake

嘉糠先生へ

早速のお返事ありがとうございます。
たしかにFeDexナンバーは書き忘れていました。
これからは、
http://jfly.nibb.ac.jp/html/discussion/2001/0105asking_for_materials.htmlを
参考にさせていただきます。

大阪大学大学院 医学系研究科
未来医療開発専攻 ポストゲノム疾患解析学講座
ゲノム機能学講座 (旧 臨床遺伝学)
博士課程 一年 藤掛伸宏


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Delivered-Date: Tue, 28 Jan 2003 17:30:01 -0500
From: "Matakatsu, Miho"
Subject: [Jfly] ELAV-GeneSwitch

リクエストのレスポンスをよくするには、もう1つ重要な事柄があるとおもいます。
こちらが学生やポスドクの場合、PIレベルの人にリクエストメールを書くなら、丁
寧語を使う、ということです。

私も英語ネイティブの学生やポスドクから、プロトコールやハエのリクエストをメー
ルでうけとることがしばしばありますが、とても丁寧なメールを受け取ります。

中には面識のある人からだったりして、「あの子がこんな丁寧なメールを書くとは〜」
と驚く程です。

私も英語で書くメールは、かなり早い時期に今のボスから「あなたの英語はトーン
がきつい」と言われ、丁寧に書くように気をつけています。

Miho Matakatsu@NCI, NIH