Jfly ディスカッション


Discussion Menu | Jfly Japanese Home Page | Jfly English Home Page

第2染色体でホモの幼虫を区別できるようなバランサー?


Date: Wed, 23 Aug 1995 16:50:28 +0900
From: noseアットマークnibb.ac.jp (Akinao Nose)
Subject: [Jfly] 2nd balancer to distinguish homozygous larvae

基生研の能瀬です。

第2染色体において、ホモの幼虫を区別できるようなバランサーを探しています。私
たちはこれまで、CyOにyellowの挿入のあるものを使っていましたが、これだといち
いちyellow minus のバックグラウンドにしてやらねばならず、かけあわせが繁雑で
す。第3染色体のTbのようにバックグランドに関係なく使えるものがあったらお教
えください。

====================================
Date: Wed, 23 Aug 1995 18:01:46 +0900
From: shayashiアットマークlab.nig.ac.jp (Shigeo Hayashi)
Subject: [Jfly] 2nd balancer to distinguish homozygous larvae

能瀬様
うちでよく使っているのはIn(2LR)Gla, Bc Elp です。これは2Lはだいたいよくバラ
ンスします。35Cのesgや30あたりのcdc2などは安定に保持されています。2Lのtip
での組み替えはありました。2Rでも場所によってある程度あるようですが短期間だけ
なら大丈夫なのではないかと思います。組み替えのデータはAshburnerのHandbookを
参照してください。Bcは高温(29度)では弱くなるのですが25度以下なら大丈夫
です。ただBc+に比べて発生は25度で一日は遅れます。
もう一つはCyO-TM6BとSM6a-TM6BでTbを使う方法もありますがどうしても弱くなるの
で必要なければ私はあまり使いません。
系統の元気さから言うとやはりCyO-y+が一番です。

ところでBcはMicheal Levineがやっているimmunityに関する遺伝子座に近いと言う
話がありましたがどうなったか誰かご存じでしょうか?