 | Jfly ディスカッション |
Discussion Menu | Jfly Japanese Home Page | Jfly English Home Page
インスタントのハエのエサ ＋ 高校向けの生物実験解説書
Date: Sat, 30 Sep 95 15:47:57 JST
From: ryuアットマークccyi.ccy.yamaguchi-u.ac.jp
山口大の村上です。
高校の生物の先生方がショウジョウバエを遺伝実習に使う場合の飼育飼料（市販品
）
を探しています。Carolina Biological Supply Company の Formula 4-24
が便利だと思いますが、製品を輸入している業者の電話番号、住所などがわからなく
なってしまいました。ご存じの方がいたら教えてください。また、国産品で適当なも
のがあれば教えてください。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Date: Sat, 30 Sep 1995 16:25:59 +0900
From: Yoshiaki FUYAMA
Carolina Biological Supplyのインスタント飼料は、和光純薬（株）が
輸入販売していますので、出入りの薬屋さんに注文すれば入手できます。
高校の先生方にはいつもこれをお薦めして重宝がられています。また、
和光には在庫を切らさないようにお願いしています。
国産かどうかわかりませんが、京都科学という教材屋さんがインスタント
飼料を扱っていると聞いたことがありますが、みたことはありません。
あと、学校の先生からの質問で多いのは、参考書がないかというものです
が、これまで適当なものがなくて困っておりました。幸い、最近、大宮西
高校の藤江正一先生が高校向けの解説を出して下さったので、紹介します。
「詳しい解説の生物課題実験マニュアル」教材生物研究グループ著、
東京書籍、１９９５年刊、￥１５００
の中の１章がショウジョウバエになっており、上記のインスタント飼料を
使う際の要領など、初心者にもわかりやすく解説されています。
以上、ご参考まで。
なお、和光純薬および東京書籍からは１銭もいただいておりません。念の
ため^_^;
---
布 山 喜 章 : 東京都立大学理学部生物学教室
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Date: Mon, 2 Oct 1995 15:39:11 -1200
From: i45571aアットマークnucc.cc.nagoya-u.ac.jp (shin sugiyama)
名大の杉山です
Sigma Instant Medium Drosophila も調子いいですよ。値段も５liter/$12.
90＝2500円で安いと思います。使いかたはCarolina Biological のと同じです。難点
は冷蔵保存を指定していることですが、乾燥した粉なので数ヵ月は室温にしても大丈
夫だと思います。また組成が記されていますので自分で調合できます。Soybean fibe
rの代わりにカルビーのインスタント マッシュポテト（スーパーで売っている）を
使ってみたところ、少し水を多くすればよかったです。栄養価が高いので私は唾腺染
色体用の幼虫を育てるために使っています。
Components for 1 liter
Corn Meal 127.95g
Yeast, Brewers 22.38g （ドライ イーストにした、エビオスも可？）
Glucose 73.89g
Sucrose 36.88g
Soybean fiber 182.69g （インスタント マッシュポテトにした）
p-Hydroxybenzoic Acid,
Methyl Ester 1.21g （ボーキニン １０ml／lにした）
water 660 ml （マッシュポテトの場合少し増やした方がいい）
混ぜるだけです。ビタミンの分解をさけるため冷蔵するべきです。室温でもカビやバ
クテリアはすぐには生えません。
入手しやすい材料でいろいろ工夫して試してみてください。
reference: Lewis,E.B. (1960) DIS34:117-118 A new standard food medium さすが！
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Date: Mon, 2 Oct 1995 17:21:49 +0900
From: Yoshiaki FUYAMA
へぇー、これは知りませんでした。この組成で、混ぜるだけで本当に
固まるんでしょうか？ もし、固まるのでしたら、餌のコストが安く
なって、うちなんかはずいぶん助かります。なにしろ、餌の成分で
いちばん高いのは寒天ですから。
---
布 山 喜 章 : 東京都立大学理学部生物学教室
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Date: Mon, 2 Oct 1995 15:39:11 -1200
From: i45571aアットマークnucc.cc.nagoya-u.ac.jp (shin sugiyama)
> 高校の生物の先生方がショウジョウバエを遺伝実習に使う場合の飼育飼料（市販品
>を探しています。
名大の杉山です
Sigma Instant Medium Drosophila も調子いいですよ。値段も５liter/$12.
90＝2500円で安いと思います。使いかたはCarolina Biological のと同じです。難点
は冷蔵保存を指定していることですが、乾燥した粉なので数ヵ月は室温にしても大丈
夫だと思います。また組成が記されていますので自分で調合できます。Soybean fibe
rの代わりにカルビーのインスタント マッシュポテト（スーパーで売っている）を
使ってみたところ、少し水を多くすればよかったです。栄養価が高いので私は唾腺染
色体用の幼虫を育てるために使っています。
Components for 1 liter
Corn Meal 127.95g
Yeast, Brewers 22.38g （ドライ イーストにした、エビオスも可？）
Glucose 73.89g
Sucrose 36.88g
Soybean fiber 182.69g （インスタント マッシュポテトにした）
p-Hydroxybenzoic Acid,
Methyl Ester 1.21g （ボーキニン １０ml／lにした）
water 660 ml （マッシュポテトの場合少し増やした方がいい）
混ぜるだけです。ビタミンの分解をさけるため冷蔵するべきです。室温でもカビやバ
クテリアはすぐには生えません。
入手しやすい材料でいろいろ工夫して試してみてください。
reference: Lewis,E.B. (1960) DIS34:117-118 A new standard food medium さすが！
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Date: Mon, 2 Oct 1995 17:21:49 +0900
From: Yoshiaki FUYAMA
へぇー、これは知りませんでした。この組成で、混ぜるだけで本当に
固まるんでしょうか？ もし、固まるのでしたら、餌のコストが安く
なって、うちなんかはずいぶん助かります。なにしろ、餌の成分で
いちばん高いのは寒天ですから。
布 山 喜 章 : 東京都立大学理学部生物学教室
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Date: Tue, 3 Oct 1995 17:46:55 -1200
From: i45571aアットマークnucc.cc.nagoya-u.ac.jp (shin sugiyama)
杉山：成虫がくっつかない程度には固まりますが Carolina Biological の餌と同じ
であくまでペースト状です。水分が足りないとトランスファーのときに餌の塊が落ち
ることもありますのでストックの維持には不向きです。また、分注するいい方法がな
いのでぼくは個々の管ビンで粉と水を調合しています。高校などで一度に少量の餌し
かいらない場合は便利ですが、残念ながら布山先生のお役にはたたないと思います。
〒464-01 Shin Sugiyama