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in situ 用染色体固定での酢酸・乳酸の使用


Date: Wed, 17 Apr 1996 11:24:35 +0900
From: SSUGIYAアットマークbio.nagoya-u.ac.jp (Shin SUGIYAMA)
Subject: [Jfly] chr. in situ with RNA probe

名大の杉山伸です。

唾腺染色体へのin situ hybridizationをDNA probeでやっていますが、RNA probeも
使えると便利なので経験のある方、protocolを教えてください。

また、染色体標本は40%酢酸での固定、押しつぶしをしてますが、昔ながらの方法で
乳酸を加えて奇麗に染色体を広げることができると聞きました。乳酸を使用してもDI
G signal
は出ますか? 使う場合に洗う条件とか注意することはありますか?

今、使っているprotocolはJflyに送っておきます。

よろしく!

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Date: Wed, 17 Apr 1996 18:03:48 +0900
From: njuniアットマークfly.erato.jrdc.go.jp (Naoto JUNI)
Subject: [Jfly] chr. in situ with RNA probe

 私は大学院時代から、もっぱら解剖は 45% 酢酸中でやって、
固定には、Aceto-lactate solution (lactic acid, DW, and acetic acid を
1:2:3 の割合でミックスしたもの。仲間内では、ワン・ツー・スリーと呼んでいた)
を使っています。Aceto-lactate solution は、使用直前に調製するようにと習いま
したが、
2-3 日位は気にせず使っています。検出には、DIG system しか使ったことはありま
せんが、
全く問題ありません。
 ただし乳酸を入れたからといって、染色体が劇的にきれいにひろがるという保証は、
出来ませんけれど。

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Date: Wed, 17 Apr 1996 12:21:17 +0900
From: itokeiアットマークfly.erato.jrdc.go.jp (ITO, Kei)
Subject: [Jfly] chr. in situ with RNA probe
杉山>今、使っているprotocolはJflyに送っておきます。

Manuals
Molecular Biology
の中の、
J_chromosome_in_situ.Mac  マックライトのファイル
J_chromosome_in_situ.txt   テキストファイル
に入れておきました。

伊藤@えらと