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(第三でなく)第二染色体上の delta2-3?
Date: Tue, 16 Jul 1996 11:05:16 +0900
From: sawamotoアットマークigaku.md.tsukuba.ac.jp (Kazunobu Sawamoto)
Subject: [Jfly] CyO delta2-3?
筑波大の澤本と申します。安定したtransposaseの供給源として使用できる第二染色
体(できればCyOなどのバランサー染色体)を有する系統をお持ちの方、またはそれ
について何か御存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示下さい。
澤本和延
筑波大学 基礎医学系 分子神経生物学
〒305 茨城県つくば市天王台1-1-1
電話/ファックス 0298-53-6966
電子メール sawamotoアットマークmd.tsukuba.ac.jp
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Date: Tue, 16 Jul 1996 16:24:54 +0900
From: enitascbアットマークmbox.nc.kyushu-u.ac.jp (Eiji Nitasaka)
Subject: [Jfly] CyO delta2-3?
僕も以前もってたのですが、Hoboのrosy vectorで入れたhsp70のプロモータをつけた
delta2-3があります。たしかHOPといってたと思いますがCyOとかXにのったシリーズ
がありましたよ。HarvardのBill Gelbartに問い合わせたら送ってくれると思います
。ただ実験室系統でもactiveなhoboをもった系統は結構ありますから使用には注意す
る必要があります。
九州大学理学部生物学教室 細胞遺伝学講座
仁田坂 英二
電話 :092-642-2616
ファックス:092-642-2645
電子メール:enitascbアットマークmbox.nc.kyushu-u.ac.jp
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Date: Tue, 16 Jul 1996 16:42:39 +0900
From: itokeiアットマークfly.erato.jrdc.go.jp (ITO, Kei)
Subject: [Jfly] Active Hobo (was: CyO delta2-3?)
仁田坂>ただ実験室系統でもactiveなhoboをもった系統は結構あります
仁田坂>から使用には注意する必要があります。
実際問題として、P element の実験中に hobo など他のトランス
ポゾンが飛んで実験を混乱させることは、割とおこりえることな
のでしょうか?たとえば P 因子挿入系統から deletion mutant
を作っているつもりが、じつは無関係な場所で hobo のジャンプ
がおきていて、新たな挿入突然変異を作成している結果になって
いる、というような事態です。
(これだと唾腺 in situ で P 因子の転移をチェックしても仕方ない。)
いとう
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Date: Tue, 16 Jul 1996 19:07:55 +0900
From: enitascbアットマークmbox.nc.kyushu-u.ac.jp (Eiji Nitasaka)
Subject: [Jfly] Active Hobo (was: CyO delta2-3?)
>実際問題として、P element の実験中に hobo など他のトランス
>ポゾンが飛んで実験を混乱させることは、割とおこりえることな
>のでしょうか?
昔の論文ではP-M Hybrid dysgenesisを起こした際、copiaの挿入変異がとれたといっ
た報告があったみたいで(例えばw[81b11])woodruff他によっても、実際に他のトラ
ンスポゾンも動く確率は増すようです。でもあんまり気にしなくていいのではないで
しょうか。
ただH[ry[+]hsp70delta2-3](HOP)等をtransposaseの供給源として使うとき、飛ば
される側とか、交配する系統にempty系統でない系統を使うと、transposase source
自身が転移してしまう可能性があると思います。
もっと問題となるのはhoboのenhancer trap systemで、これで作製したmutantsを
解析するときにactiveなhoboを持つようなバランサーとか欠失系統を交配するとせっ
かく作ったmutantが不安定化する恐れがあります。実際にHLW2(H{w[+]lacZ})と交
配するとかなり高い頻度でHLW2が転移する実験室系統がありました(cn vg bw等)。
九州大学理学部生物学教室 細胞遺伝学講座
仁田坂 英二
電話 :092-642-2616
ファックス:092-642-2645
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