| Jfly ディスカッション |
Discussion Menu | Jfly Japanese Home Page | Jfly English Home Page
DNAシークエンサー用の DNA 精製法
Date: Mon, 15 Jul 1996 13:30:08 -1000
From: keiアットマークhawaii.edu (MAJIMA Kei)
Subject: [Jfly] Sequencing
ハワイ大の馬嶋です。
ショウジョウバエとは直接関係ないのですが、DNAシークエンサーを使用するとき
反応後精製する簡単な方法をご存じでしたら教えていただきたく思います。
こちらではABIの377とPerkin Elmerのキットを使っているのですが、PEに問い合わ
せてもSephadexを使って精製するしかいい方法はないと言います。エタ沈よりはカラ
ム精製を勧めるとのことでした。PEの反応マシーンでもカラムは手で行うとのことで
した。現在この行程に時間を取られネックとなっておりまして、ディスポーのカラム
か何か手間のかからない方法を使用して好結果を得ていらっしゃる方、またはご存じ
の方がいらっしゃいましたらお教えください。日本製、外国製は問いません。
以上よろしくお願いいたします。
馬嶋 景
ERATO, Yamamoto Behavior Genes Project
Center for Conservation Research and Training (CCRT)
University of Hawai'i at Manoa
3050 Maile Way, Gilmore 409
Honolulu, HI 96822 USA
Tel: 808-956-4909 Fax: 808-956-2440
e-mail: keiアットマークhawaii.edu
====================================
Date: Tue, 16 Jul 1996 10:40:31 +0900
From: ykageyamアットマークlab.nig.ac.jp (Yuji Kageyama)
Subject: [Jfly] Sequencing
遺伝研の影山です。
うちの研究室ではPEのサイクルシーケンスキットを使っていますが、反応後プロト
コルに従ってエタ沈してからシーケンサで解析しています。プライマー標識/ター
ミネータ標識のどちらの場合も特に問題は生じていません。少し前のターミネータ
標識のキットでは反応産物の精製が必要でしたが、その際にはPrinceton Separations
(少なくとも日本ではPEが取扱っています)のCentri Sep Spin Columns(100 setで
38,000円)を使っていました。遺伝研の他の研究室では、新しいキットになってか
らもエタ沈の代わりにこのカラムで精製しているところもあります。また、反応に
使う鋳型の精製にも使えます。spin columnなのであっと言う間に精製が終わり、
重宝しています。
-----
影山裕二
国立遺伝学研究所 形質遺伝研究部門
日本学術振興会特別研究員