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コンピーテントセルの作り方


Date: Mon, 19 Aug 1996 11:02:00 +0900
From: tsujmrアットマークcc.tuat.ac.jp (Hidenobu Tsujimura)
Subject: [Jfly] competent cell

                     1996年8月19日
コンピーテントセルのつくりかたについて

 どなたか、 "Short Protocols in Molecular Bioloby, 3rd Ed." の
page 1-22 にある one-step preparation and transformation
of competent cells のプロトコールでコンピーテントセルをつくって
成功しておられる方はいませんか。
 当研究室で試したのですがうまくいきませんでした。この時用いた大
腸菌は JM109 です。
 情報を求めています。

辻村秀信
発生生物学助教授
東京農工大学農学部応用生物科学科
183 東京都府中市幸町3ー5ー8
Tel. 0423-67-5626、Fax. 0423-60-8830
E-mail tsujmrアットマークcc.tuat.ac.jp


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Date: Mon, 19 Aug 1996 16:50:48 +0900
From: enitascbアットマークmbox.nc.kyushu-u.ac.jp (Eiji Nitasaka)
Subject: [Jfly] competent cell

Short protocolにある2X TSSを使ってコンピテントセルを調製したことはありません
が同様に簡単な方法でうちで使っている方法は

OD0.3-0.4(適当に判断)に増やした大腸菌を1.5mlチューブに移して1分遠心後、沈
殿を200 ulの50mM CaCl2に懸濁し、これにDNAを加え、氷中30分おき、37度で1分
間ヒートショック。その後800ulのLBを加えて37度で一時間置いたのちプレーティン
グしてます。これで通常のサブクローニングやT-vectorへのPCR産物のクローニング
には十分使えます。でもプラスミドレスキューにはちょっと苦しいです。菌株はおも
にDH1(D.Hanahanが形質転換効率が高いとしたMM294のrecA株)由来のXL1-Blueを使
っています。JM109はあんまりつかったことがありませんがもしかすると形質転換効
率も若干ちがうかもしれません。
 普通はMolecular CloningにあるHanahanの方法で、凍結したコンピテントセルをた
くさん作っておいてこれを使っていますが、すぐ使えて便利です。

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