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成虫でのRT-PCR
Date: Sat, 16 Jan 1999 14:08:53 +0900
From: Shinji Yamaguchi
Subject: [Jfly] Adult flyでのRT-PCR
こんにちは。
東京大学薬学部発生細胞化学教室の山口と申します。
何度も申し訳ありません。先ほどのメールではタイトルを付けずに送ってしまいまし
た。
全く同じないようでもうしわけありません。以下にもう一度送ります。
宜しくお願いします。
ショウジョウバエmutant lineで、注目しているmRNAが発現しているかどうか
RT-PCRをしようとしています。できる限り小さいスケールでやろうと考えています。
もしご存じの方は
1,どのくらいのスケールで可能か?(adultのハエ何匹から可能か?)
2,mRNA isolationにはどのようなキットを用いているのか?
以上のことを教えて頂けないでしょうか?
宜しくおねがいします。
山口真二
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Date: Sat, 16 Jan 1999 15:44:38 +0900
From: Masaki Sone
Subject: [Jfly] Adult flyでのRT-PCR
国立精神神経センターの曽根と申します。
以前に私が単離したmutant lineのmRNAからRT-PCRを行いました。材料となる
mutantの個数が少数しか得られない状況だったので、やはりできる限りのsmall
scaleで行いました。参考になればと思い、私の行った条件をお知らせします。
>
> ショウジョウバエmutant lineで、注目しているmRNAが発現しているかどうか
> RT-PCRをしようとしています。できる限り小さいスケールでやろうと考えています。
> もしご存じの方は
> 1,どのくらいのスケールで可能か?(adultのハエ何匹から可能か?)
adult head 10個からRNAを取り、数百 ng のpoly(A) RNAが得られました。収量が
最も少なかった時でも、全量を用いてfirst strand cDNAを合成すれば、10回以上
のRT-PCRが問題なく行えました。私が調べた遺伝子はそれほど発現量の多い遺伝
子ではなかったと思いますので、大抵の遺伝子ならばおそらく可能だと思いま
す。adult fly全体を使うのであれば、1匹からでも可能だと思います。
> 2,mRNA isolationにはどのようなキットを用いているのか?
>
mRNA isolationにはQuick Prep Micro mRNA Purification Kit (Amersham-
Pharmacia)を用いました。ちなみにcDNA合成には、First Strand cDNA
Synthesis Kit (Amersham-Pharmacia)を用いました。
国立精神神経センター神経研究所遺伝子工学研究部
〒187-8502 東京都小平市小川東町4-1-1
曽根雅紀 (Masaki Sone, Ph. D.)
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