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神経筋接合部の抗体染色


Date: Wed, 29 Sep 1999 10:54:39 +0900
From: akomatsuアットマークresearch.twmu.ac.jp (Akira Komatsu)
Subject: [Jfly] 神経筋接合部の抗体染色

東京女子医大の小松です。

久しぶりに抗体染色をしています。濃度等の条件をいろいろ振ってみても、うまく染
まってきません。3令幼虫の神経筋接合部を抗オクトパミン抗体で染めようとしてい
ます。抗体は M. Eckert からもらった凍結乾燥品で、方法は Monastrioti et al. (
1995) に準じています。二次抗体は Chemicon (CPL) 社(コスモバイオ)の biotin-
conjugated affinity purified goat anti-rabbit IgG を使っております。
幼虫の神経筋接合部の染色(できれば神経伝達物質の染色)をしている方、お教え下
さい。どのメーカーのどういう一次抗体ー二次抗体の組み合わせがよかった、という
情報も助かります。蛍光抗体法もやるつもりでおりますので、蛍光の二次抗体につい
てもお知らせ下さい。
よろしくお願いします。


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小松 明(Komatsu, Akira)
東京女子医科大学・医学部・第一生理学教室
〒162-8666 東京都新宿区河田町8−1
Tel: 03-3353-8111 ext.22322 or 22323
Fax: 03-5269-7413
e-mail: akomatsuアットマークresearch.twmu.ac.jp (New!!: twmc --> twmu)


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Date: Thu, 30 Sep 1999 09:44:58 +0900
From: Akinao Nose
Subject: [Jfly] 神経筋接合部の抗体染色

我々のところでは、2次抗体はABC法を使うとき以外はJackson社のものを使っており
、基本的にどの1次抗体でもうまくいっています。ABC法の時のみVectostain kitを
使っています。

それから固定液ですが、通常よく使う4%ホルマリンより、ブアン液を使った方が
NMJの良い染色像が一般に得られます。

抗オクトパミン抗体で染まらなかったということですが、2次抗体ではなく1次抗体
の方があまり強くないのが問題なのではないでしょうか。われわれのところでも以前
に市販の抗オクトパミン抗体で染めたことがあるのですが、あまり良い染色は得られ
ませんでした。

能瀬聡直
東京大学大学院理学系研究科・物理学専攻