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マイクロインジェクションに用いるオイル


From: "Nobuo Sasaki"
Subject: [Jfly] マイクロインジェクションについて
Date: Fri, 16 Feb 2001 12:13:26 +0900

東京理科大学 松野研究室の佐々木です。

今、Embryoにインジョクションをしているのですが、
コリオン膜を剥いて、両面テープの上に載せてから(約10個くらい)
打ち、その後流動パラフィンを乗せていますが、乾燥が速くて
なかなかハッチしてきません。

そこで流動パラフィンを乗せてから打とうとすると
両面テープから浮いてしまい、Embryoに針を
刺すこともできません。

そこで、インジェクションを行っているLab.の皆さんは、
これらの問題をどのように乗り越えているのかを
教えて頂けませんでしょうか?


東京理科大学基礎工学部生物工学科4年
佐々木 伸雄
e-mail j8397037アットマークed.noda.sut.ac.jp


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Date: Fri, 16 Feb 2001 12:59:57 +0900
From: tmurataアットマークrtc.riken.go.jp (Murata, RIKEN Tsukuba)
Subject: [Jfly] Re: マイクロインジェクションについて


「流動パラフィン」ですか?
通常は「シリコンオイル」で行うのですが。
異なるものと認識していますが、同じものなのでしょうか?

うちは、「コリオンのついたままの卵」でやっています。

村田アットマークRIKEN Tsukuba

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Takehide MuraTa Ph. D.
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理化学研究所 筑波研究所
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Date: Fri, 16 Feb 2001 13:05:15 +0900
Subject: [Jfly] マイクロインジェクションについて
From: Naoto JUNI

流動パラフィンの中では、両面テープの粘着力が失われてほとんどくっつきません。
シリコンオイルならだいじょうぶです。うちでは、信越シリコンのFL-100 450CSと言
うのを、水で飽和して使っています。おそらく、型番は多少違うかもしれないけれど、
日本の多くの研究室でこいつが使われていると思います。以前、Jfly で話題に上っ
たことがあり、Archiveに記事が残っていますのでご参考に、
http://jfly.nibb.ac.jp/html/discussion/9805_Oil_for_Egg_Injection

ちなみに、流動パラフィンを使うなら、写真などをレイアウトするのによく使う、ペー
パーセメント(天然ゴムを溶媒でといてある物)を使うとくっつきます。ごく薄く、
卵をのせるラインに沿って線を引くようにスライドグラスの上に塗って、溶媒が十分
飛ぶまで置いてから使います。両面テープのほうが、はるかに扱いやすいと思います
が。
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従二 直人 じゅうに なおと
早稲田大学 人間科学部 人間基礎科学科 遺伝学教室(山元研究室 東伏見)
〒202-0021 東京都 西東京市 東伏見2-7-5
Phone: 0424-50-5824 Fax: 0424-50-5825
e-mail: njuniアットマークmn.waseda.ac.jp
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