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タングステンニードルの取扱業者と先端の尖らせ方


Date: Mon, 7 Jan 2002 15:41:20 +0900
From: Naoko Ushida
Subject: [Jfly] タングステンニードル

Jflyのみなさま

東大分生研の牛田ともうします。

現在当ラボでタングステンニードルの購入を考えているのですが
手持ちのカタログには見つけることができませんでした。
Jflyのアーカイブにも記載がありません。
どなたかお使いの製品の会社と、もしもあれば製品番号を
お知らせ願えないでしょうか。

よろしくお願いいたします。

牛田 奈緒子


♪♪♪------

牛田 奈緒子

東京大学分子細胞生物学研究所形態形成分野
(東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻)

〒113-0032 文京区弥生1-1-1
Tel 03-5841-7866
                    ------♪♪♪


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Date: Mon, 7 Jan 2002 16:26:36 +0900
From: Shin Togashi
Subject: [Jfly] タングステンニードル

東大分生研
牛田さま

 一昨年、此方に出入りの業者に手配できないと言われて
 往生しました。

 大分、探して見つけたのが下にある(株)ニラコです。
 驚くほど多様な素材と、形状の金属を比較的少量から
 分けてくれます。 多分、今でも。
  http://nilaco.co.jp/j-index.html


(同じ業者の三菱生命研担当の営業の方にその話をしたら、
 後日 お詫びにといって無料で送ってくれたのですが。)

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冨樫 伸

E-mail: stogashiアットマークjet.sci.kitasato-u.ac.jp
Fax: +81-42-778-9481

228-8555 神奈川県相模原市北里1-15-1
    北里大学理学部生物科学科
      分子発生学講座
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Date: Mon, 07 Jan 2002 16:34:59 +0900
Subject: [Jfly] タングステンニードル
From: Naoto JUNI

タングステン線でしたら、電顕材料として探すと見つけやすいと思います。
手許にあるのは、確か応研商事(tel 03-3571-2879)の電顕材料カタログをみて、出
入りの業者に発注したのもので、箱にはユニークメディカル(tel 03-3480-7235)と
いう会社名のラベルがあります。5年くらい前に購入して以来ですから、電話番号が
変わっていたり廃業していたりするかもしれませんが。。。

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従二 直人 じゅうに なおと
早稲田大学 人間科学部 人間基礎科学科 遺伝学教室(山元研究室 東伏見)
〒202-0021 東京都 西東京市 東伏見2-7-5
Phone: 0424-50-5824 Fax: 0424-50-5825
e-mail: njuniアットマークmn.waseda.ac.jp
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Date: Mon, 7 Jan 2002 16:47:56 +0900
From: "HIROTA, Yuki"
Subject: [Jfly] Re:タングステンニードル

タングステン針は下記のタングステン線を使っています。
イーエムジャパン株式会社 タングステン線 E3611 φ0.1m/m 10m 1000円
参考になれば幸いです。


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Date: Mon, 7 Jan 2002 17:06:37 +0900
From: Naoko Ushida
Subject: [Jfly] タングステンニードル

東大分生研の牛田です。

みなさま早速のお返事ありがとうございました。
非常に助かりました。
検討して購入したいと思います。

牛田 奈緒子



♪♪♪------

牛田 奈緒子

東京大学分子細胞生物学研究所形態形成分野
(東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻)

〒113-0032 文京区弥生1-1-1
Tel 03-5841-7866
                    ------♪♪♪


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Date: Mon, 7 Jan 2002 17:15:03 +0900
From: fuyama-yoshiakiアットマークc.metro-u.ac.jp (Yoshiaki FUYAMA)
Subject: [Jfly] タングステンニードル

牛田様

At 15:41 01/07/02 +0900, Naoko Ushida wrote:

>現在当ラボでタングステンニードルの購入を考えているのですが
>手持ちのカタログには見つけることができませんでした。
>Jflyのアーカイブにも記載がありません。
>どなたかお使いの製品の会社と、もしもあれば製品番号を
>お知らせ願えないでしょうか。

どういう目的でお使いになるのでしょうか? もし、解剖用とか
いうのでしたら、ご自分で簡単に作れます。ここでは解剖用とし
て説明しますが、外していたらすみません。

材料のタングステン線は、どこの業者でも持ってくるはずですが、
たいていは、丸い輪にして持ってくるので、延ばすのが大変です。
少し高いですが、ニラコという会社(http://www.nilaco.co.jp/)
で扱っているタングステンロッドを注文されるといいと思います。
直径は0.3mmから30mm(!)まで、いろいろあります。

これを適当な長さに切るわけですが、ペンチなんかで挟むと、割れ
やすいので、私は、電動のグラインダーの角を使って切ります。プ
ロが何を使うかは知りません。

これを針に加工するには、しごく真面目な人は、電解研磨をやりま
す。よく教科書にあるような、恐ろしげな薬品とかるつぼは不要で
す。10%位のNaOHかKOH溶液と、数ボルトの電源(昔の顕微鏡の光源
用が便利)でできます。

私は、こんな気の長いことは面倒ですので、電動グラインダーを使
って、針らしき形にしてから、目の細かいサンドぺーパーと、最後
は、オイルストーンで仕上げます。電解研磨するにしても、先をで
きるだけ尖らせておくと、能率がいいです。

なお、針の加工は、割り箸かニードルホルダーに差し込んでからやら
ないと能率が悪いですね。

--
布 山 喜 章 : 東京都立大学大学院理学研究科生物学教室
Yoshiaki FUYAMA : Dept. of Biology, Tokyo Metropolitan University
     e-mail : fuyama-yoshiakiアットマークc.metro-u.ac.jp


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Date: Mon, 7 Jan 2002 17:47:33 +0900
From: Shin Togashi
Subject: [Jfly] タングステンニードル

牛田さま

私達の所では、wireを使っています。

針を支えるためのパーツにガラス棒をお使いでしたら、
その直径はお好みで良いと思います。
柄付き針用のホルダーでしたら、そのチャック部分の
締め付け具合によります。

因みに線径が0.5から0.7ミリ程あれば固定できる柄が
簡単に入手できたので、この径も使っていますが、、、
   研ぐのが大変だと学生が泣いています。

(私は好みにあった形に研ぎ上げることが出来て
 いいじゃないかと言っていますが)

蛇足かもしれませんが、研ぐ時には、丁寧に砥石で、
あるいは派手に溶かした亜硝酸ナトリウムで(るつぼ
はステンレス製がお勧め)、はたまた2規定の水酸化
ナトリウム水溶液中でタングステン線を+電極にした
簡易な電解研磨(10ボルト程度)のいずれかです。


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冨樫 伸

E-mail: stogashiアットマークjet.sci.kitasato-u.ac.jp
Fax: +81-42-778-9481

228-8555 神奈川県相模原市北里1-15-1
    北里大学理学部生物科学科
      分子発生学講座
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Date: Thu, 10 Jan 2002 13:44:29 +0900
Subject: [Jfly] タングステンニードル
From: Naoto JUNI

早稲田大学 従二です。

先日の冨樫さんの投稿、読み流してしまっていたので、だいぶ後になってから、はた
と思い当たりました。

on 1/7/02 5:47 PM, Shin Togashi at stogashiアットマークjet.sci.kitasato-u.ac.jp wrote:

> > 因みに線径が0.5から0.7ミリ程あれば固定できる柄が
> 簡単に入手できたので、この径も使っていますが、、、
>    研ぐのが大変だと学生が泣いています。
> > (私は好みにあった形に研ぎ上げることが出来て
>  いいじゃないかと言っていますが)
> > 蛇足かもしれませんが、研ぐ時には、丁寧に砥石で、
> あるいは派手に溶かした亜硝酸ナトリウムで(るつぼ
> はステンレス製がお勧め)、はたまた2規定の水酸化
> ナトリウム水溶液中でタングステン線を+電極にした
> 簡易な電解研磨(10ボルト程度)のいずれかです。
>
意外に思われるかもしれませんが、電解研磨は直流でなくて交流でしたほうが断然よ
くできます。確かに、直流で電解研磨せよと書いてある本もありますが(Gray book
もそう)、学生の頃、電気生理の実習でタングステン針電極を作ったときは交流を使
うと習いました。実際、直流では、ひょっとして極性を間違ったのかしらと不安にな
るほど遅々として削れませんが、交流なら5V以下でじゅうぶんで、10Vもかけると先
が溶けて無くなってしまうのを心配しなければならないほど、みるみる削れていきま
す(なぜそうなのか、物理化学的な説明は聞かないでくださいね。。。)。先端から
ゆっくりと電解液(10% 程度のNaOHかKOH)に浸しては引きあげるという操作を繰り
返すと、先端のほうほど長時間浸ることになるので、とがらせることができます。と
がり具合は抜き差しのスピードで調節できます。これなら学生さんも泣かずにすむと
思います。

直流電源ならどこの研究室でも電気泳動用のパワーサプライがあるでしょうからいい
ですが、交流電源は手近に無いかもしれません。布山先生もおっしゃっていたように、
豆電球をトランスでコントロールするような、古いタイプの顕微鏡用光源の電源がま
さにぴったりなのですが、遊休品でも抱えていない限り、今からでは入手するのも難
しいでしょうね。うちの研究室にこの目的で備えてあるのも、廃棄待ちで段ボール箱
にまとめて放り込まれていた古いビノキュラセット中から拾ってきた物です。ほかに
何かいい代替品があるでしょうか。

ついでに、Tipsをいくつか、

電解研磨はるつぼを使うよりはるかに安全ではありますが、強アルカリのエアロゾル
が発生する危険があります。ドラフト内でおこなうとか、ゴーグル・マスク・手袋な
どの防護策を講じた方がよいです。

もし電解研磨が速く進み過ぎて、とがり具合の微調整がうまくいかないときは、電圧
を下げるばかりでなく、NaOH(KOH)の濃度を1/2~1/10程度の範囲で薄めるといいよ
うです。特に、極細のタングステン線を研ぐときに効果的です。

電解研磨をするとき、もう一方の電極として使う炭素棒も、タングステン線と同様、
電顕用蒸着材料として販売されている物が入手しやすく、おあつらえ向きです。電顕
部屋に知り合いがいれば、遊休品や、使い古して禿びたやつを譲ってもらってもいい
ですね。

直径0.5 mmのタングステン線には、0.5 mmのシャープペンシル(いわゆる「100円シャー
プ」で必要にして十分)をホルダー代わりに使うこともできます。かつて経費節減の
ためニードルホルダーを買えなかったときの生活の知恵ですが、立派なニードルホル
ダーより軽いし、握りやすいので、むしろ使いやすいと感じる人も多いと思います。

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従二 直人 じゅうに なおと
早稲田大学 人間科学部 人間基礎科学科 遺伝学教室(山元研究室 東伏見)
〒202-0021 東京都 西東京市 東伏見2-7-5
Phone: 0424-50-5824 Fax: 0424-50-5825
e-mail: njuniアットマークmn.waseda.ac.jp
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Date: Thu, 10 Jan 2002 15:55:16 +0900
From: "ITO, Kei"
Subject: [Jfly] タングステンニードル

At 1:44 PM +0900 02.1.10, Naoto JUNI wrote:

> 意外に思われるかもしれませんが、電解研磨は直流でなくて交流でしたほうが断然よ
> くできます。

交流の方がいいんですね。直流だと電解で妙な薄膜がタングステン表面に形成
されて、それ以上の電解を阻害してしまうのが、交流だと極性が変わったとき
に薄膜が吹き飛んで、常に新鮮な表面を電解できる、とか?(物理学専攻らし
からぬいい加減な見解 ^_^;)

> 直流電源ならどこの研究室でも電気泳動用のパワーサプライがあるでしょうからいい
> ですが、交流電源は手近に無いかもしれません。......ほかに
> 何かいい代替品があるでしょうか。

安価な10V程度までで制御可能な交流電源というと、オタクな人間としては、
鉄道模型用のパワーパック(トランス)が思い浮かびます。大半の HO ゲージ
やN ゲージの鉄道模型は直流なのでダメですが、ドイツの「メルクリン」とい
う会社の鉄道模型だけは、交流(20ボルトくらいまで)なので、これのトラン
スは使えそうな気がします。最近の製品にはデジタル制御で同一線路上で80台
の機関車を同時制御する機能も付いてたりしますが、「HOBBY仕様」と呼
ばれる基本仕様では、単純な交流の電圧制御です。

メルクリンの紹介
http://www.leos.co.jp/fr/mae.html
代理店の紹介
http://www.leos.co.jp/shop/leo.html

去年このお店に行ったときは、トランスは単品だと2万5千円くらいだと言っ
てました。通販もやってますが、科研費の伝票で買えるかどうか?

いとうκ


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Date: Thu, 10 Jan 2002 16:50:54 +0900
From: Ryutaro Murakami
Subject: [Jfly] タングステンニードル

>安価な10V程度までで制御可能な交流電源というと、オタクな人間としては、
>鉄道模型用のパワーパック(トランス)が思い浮かびます。大半の HO ゲージ
>やN ゲージの鉄道模型は直流なのでダメですが、ドイツの「メルクリン」とい
>う会社の鉄道模型だけは、交流(20ボルトくらいまで)なので、これのトラン
>スは使えそうな気がします。最近の製品にはデジタル制御で同一線路上で80台
>の機関車を同時制御する機能も付いてたりしますが、「HOBBY仕様」と呼
>ばれる基本仕様では、単純な交流の電圧制御です。

電圧可変用のトランスなら「スライダック」が実験用汎用品カタログに載っていると 思います。これが使えるのでは?出力が0ボルトからいけるので便利かも。値段は手 持ちのカタログ(井内)では¥13100円。


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Date: Thu, 10 Jan 2002 17:54:15 +0900
From: Shin Togashi
Subject: [Jfly] タングステンニードル

従二 さま

 ありがとうございました。学生に代わって御礼申し上げます。

 只今、「古いタイプのトランス」の発掘に成功しました。
 (布山先生のメールを熟読していたら、もっと早く気付いたのに。)
 交流の周波数による違いもあるのかな?
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冨樫 伸

E-mail: stogashiアットマークjet.sci.kitasato-u.ac.jp
Fax: +81-42-778-9481

228-8555 神奈川県相模原市北里1-15-1
    北里大学理学部生物科学科
      分子発生学講座
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Date: Thu, 10 Jan 2002 19:21:21 +0900
From: Yoshitaka Nagai
Subject: [Jfly] タングステンニードル

初めまして。最近Jflyに登録させていただいた大阪大学の永井と申します。
タングステンニードルの作り方について教えていただきたいことがあります。


> > 因みに線径が0.5から0.7ミリ程あれば固定できる柄が
> > 簡単に入手できたので、この径も使っていますが、、、
> >    研ぐのが大変だと学生が泣いています。
> >
> > (私は好みにあった形に研ぎ上げることが出来て
> >  いいじゃないかと言っていますが)
> >
> > 蛇足かもしれませんが、研ぐ時には、丁寧に砥石で、
> > あるいは派手に溶かした亜硝酸ナトリウムで(るつぼ
> > はステンレス製がお勧め)、はたまた2規定の水酸化
> > ナトリウム水溶液中でタングステン線を+電極にした
> > 簡易な電解研磨(10ボルト程度)のいずれかです。

(1)亜硝酸ナトリウムで研ぐ場合はどれくらいの濃度のものが適当でしょうか?
(2)加熱する必要はあるでしょうか?
(3)試薬は劇物ですが、どのように処分すれば良いでしょうか?

以上、宜しくお願いいたします。

永井義隆

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永井義隆
大阪大学大学院医学系研究科
未来医療開発専攻ポストゲノム疾患解析学
ゲノム機能(旧臨床遺伝学)
〒565-0871 吹田市山田丘2-2-B9
TEL: 06-6879-3381
FAX: 06-6879-3389
E-mail: nagaiアットマークclgene.med.osaka-u.ac.jp
http://www.osaka-u.ac.jp/annai/cgi-bin/syousai.cgi?S=7011&K=5388

Yoshitaka Nagai, MD, PhD
Division of Functional Genomics,
Department of Post-Genomics and Diseases,
Course of Advanced Medicine,
Osaka University Graduate School of Medicine
2-2-B9 Yamadaoka, Suita, Osaka 565-0871, Japan
TEL: +81-6-6879-3381
FAX: +81-6-6879-3389
E-mail: nagaiアットマークclgene.med.osaka-u.ac.jp
http://www.osaka-u.ac.jp/annai/cgi-bin/esyousai.cgi?S=7011&K=5388
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Date: Fri, 11 Jan 2002 10:04:17 +0900
From: Shin Togashi
Subject: [Jfly] タングステンニードル


永井 さま

 亜硝酸ナトリウムを用いる方法はタングステンニードルを研ぐのには
 最も危ない方法かもしれません。

> (1)亜硝酸ナトリウムで研ぐ場合はどれくらいの濃度のものが適当でしょうか?

 新たにこの方法を始める時には、適当量のペレットをステンレス製るつぼに入れま
す。

> (2)加熱する必要はあるでしょうか?

 るつぼをガスバーナーで加熱して、ペレットを融解させます。
 そこに、タングステン線を浸けます。細い番線ですと、瞬く間に酸化してなくなって
 しまいます。電解研磨について従二さんが紹介されたように、極短時間浸けることを
 繰り返すと端部側がより細い針の形状ができます。

 ** この操作の時に、往々にして融解していたものが飛び散るのが困りものです。
    「火傷」や周囲の「焼けこげ」が起きないように注意して下さい。

> (3)試薬は劇物ですが、どのように処分すれば良いでしょうか?

 冷えてくると固まりますが、再利用が可能です。るつぼごと容器に収納しておきま
す。

 ** 固化する時に、普通の焼き物の白いるつぼは割れてしまいます。

 亜硝酸ナトリウムを使ったもっとスマートな方法が提案されるかもしれませんが、
 事情が許せば、電解研磨の方をお勧めします。

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冨樫 伸

E-mail: stogashiアットマークjet.sci.kitasato-u.ac.jp
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    北里大学理学部生物科学科
      分子発生学講座
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Date: Thu, 17 Jan 2002 17:45:51 +0900
From: Akira Komatsu
Subject: [Jfly] タングステンニードル

布 山 先生の話で、

> たいていは、丸い輪にして持ってくるので、延ばすのが大変です。

とあります。実際そうです。もしすでに丸まっているのを手に入れているのでしたら
、困るでしょうから、真っ直ぐにする方法を書きます。
原始的なやり方:ラジオペンチなどで両端を引っ張った状態で、ガスであぶり、引っ
張ったまま冷やす。
少しましな方法:重りで吊すなどして真っ直ぐにした状態で両端に適当な電圧をかけ
て赤熱させ、そのままの状態で、冷却する。
お試し下さい。


また、従二 さんのメールで、

> 電解研磨をするとき、もう一方の電極として使う炭素棒も、タングステン線と同様、
> 電顕用蒸着材料として販売されている物が入手しやすく、おあつらえ向きです。

とありますが、私は炭素棒は単1〜単3の乾電池を分解して、中の炭素棒を取りだし
て使っています。これは、一端が金属になっていますので、半田づけもしやすいとい
うメリットもあります。

ニードルホルダーは、最近の製品では、NT Cutter のDS-800P というデザインナイフ
が握りや太さがよく使いやすい。東急ハンズで640円でした。

メールのまとめ読みで、間が抜けた返事になってしまいましたが...。


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小松 明
東京女子医科大学・医学部・第一生理
郵便番号:162-8666
東京都新宿区河田町8−1
電話:03-3353-8111 ext.22322, 22323
FAX: 03-5269-7413
e-mail: akomatsuアットマークresearch.twmu.ac.jp
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