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制限酵素HinP1-I の入手先
From: "Masahiko Sakaguchi"
Subject: [Jfly] HinP1-I 国内入手可能先
Date: Fri, 10 Jan 2003 14:46:21 +0900
制限酵素HinP1-I(5'G/CGC3')の国内で入手可能なメーカー、製品番号を探しております。
宝、東洋紡で調べましたがありません。ご存知の方は教えていただけないでしょうか?
またBDGP P screenHP
http://flypush.imgen.bcm.tmc.edu/pscreen/
のFrequently asked question pagesに載っているKG(P(SUPorP)),BG(P(GT))挿入点
決定のためのinversePCRに関するnote以外で注意すべき点などノウハウお持ちの方は
お教えねがえませんでしょうか?
坂口雅彦
信州大学教育学部
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Date: Fri, 10 Jan 2003 15:03:04 +0900
Subject: [Jfly] HinP1-I 国内入手可能先
From: Shuji Hanai
花井より返信。
> HinP1-I(5'G/CGC3')の国内で入手可能なメーカー、製品番号を探しておりま
> す。
NEB R0124S 200u, R0124L 10000u
第一化学薬品扱い
Fermentas ER0481 2000u, ER0482 5x200u
(Hin6Iで同じサイトです)
コスモバイオ扱いこちらの方がお買い得です。
この会社はリトアニアに有るのですが、多くの制限酵素の元を抑えているから安いの
だとか(全部が安いわけでなし)。名前やバッファーが違って面倒な事もあります。
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From: Kohei Ueno
Date: Fri, 10 Jan 2003 15:06:21 +0900
Subject: [Jfly] HinP1-I 国内入手可能先
群馬大学医学部の上野です。
うちではBioLabs社のHip1を使っております。カタログNo.は#R0124Sです。
またInversePCRについてですが、KGに関してはTmを1度くらい下げた方が
調子の良い場合が多かったです。もっともこれはサーマルサイクラーの
機種によるのかもしれませんが。
Kohei Ueno
Institute for Behavior Sciences
Gunma University School of Medicine
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From: "Masahiko Sakaguchi"
Subject: [Jfly] HinP1-I 国内入手可能先
Date: Fri, 10 Jan 2003 15:15:21 +0900
花井様。ありがとうございました。
BG(P(GT))には上記酵素を使えとあったので、探していたのですが、
なかなかみつからず、困っておりました。
Hha I (5GCG/C3')なら国内メーカーにもあるのですが、これだと
まずいのでしょうか?山元先生のとこはやっておられないかな。'
坂口雅彦
信州大学教育学部
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Date: Fri, 10 Jan 2003 15:16:03 +0900
From: Hiroshi Matsubayashi
Subject: [Jfly] HinP1-I 国内入手可能先
京都工芸繊維大学ショウジョウバエ遺伝資源センター松林です。
Inverse PCRでは、HinP1の代わりとしてHhaI(5'GCG/C3')で問題なく使えます。国内
ならこちらの方が入手しやすいのではないでしょうか?
ライゲーション効率の違いからかMboI等よりHhaIの方が安定しています。
基本的にBDGPのプロトコールで良いですが、私は成虫1匹相当の切断したゲノムDNA
を50microの系でライゲーション後、エタ沈せず、そのうち3microを用いて30micro
の系でPCR、このうち8microはEP、20microをPEG沈しシークエンスしています。
これで大方うまくいきます。
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Date: Tue, 14 Jan 2003 10:31:58 +0900
Subject: [Jfly] HinP1-I 国内入手可能先
From: Naoto JUNI
早稲田大学 従二です。
啓さんのアナウンスと前後しましたが、
on 1/10/03 3:15 PM, Masahiko Sakaguchi at biology@gipwc.shinshu-u.ac.jp
wrote:
> 花井様。ありがとうございました。
> Hha I (5GCG/C3')なら国内メーカーにもあるのですが、これだと
> まずいのでしょうか?山元先生のとこはやっておられないかな。
既に解決しているようですが、一応フォローしておきます。
当研究室では、inverse PCRに代えて、vectorette PCRを常法としています
(T. Lukacsovich et al. (2001) Genetics 157, 727-742)。
環状化ライゲーションを要するinverse PCRとは違い、
adapterのlinearライゲーションでやりますので、PCR-competentなtemplateが
効率よくでき、フラグメント長の違いや、複数のinsertに対しても強いようです。
先日、GeneSerachのユーザーミーティングで紹介して以来、結構引き合いが
あったのを機会に簡単なプロトコールを作ってありましたので、
これを、JflyのWeb siteにアップさせてもらいました。
http://jfly.nibb.ac.jp/html/manuals/pdf/J_Vectorette_PCR.pdf
従二 直人 じゅうに なおと
早稲田大学 人間科学部 人間基礎科学科 遺伝学研究室