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情報生物学の教科書シリーズ
Delivered-Date: Mon, 10 Feb 2003 15:55:56 +0900
From: Masukichi Okada
Subject: [Jfly] 情報生物学に興味がある方へ
国際高等研究所で、松原謙一先生が中心となって「情報生物学」の泊まり込み3週間の集中講習会(トレーニングコース)が2001年、2002年の春の2回開催されました。その時の講義・実習の内容を、録音テープと講師の先生方のPower Pointをもとに講義録を作りました。それが「情報生物学講義」という題名で、国際高等研究所から出版されつつあります。下に、目次をあげますが、現在考えられる最高の講師陣であると、私は思っております。
Jfly のメンバーの方の中にも講義の中で情報生物学を扱っておられる方がいらっしゃるのではないかと思います、多分、教科書、あるいは参考書として使えると思うのでご紹介します。19巻の分冊で、順次(順不同)刊行されることになっており、各分冊単位で購入できるようにしてあります。定価、問い合わせ先などは国際高等研究所のホームページをご覧下さい。
http://www.iias.or.jp/top/home_j.html
岡田益吉
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監修:松原謙一「情報生物学講義」
1.配列情報の科学
ホモロジー検索に頼らない遺伝子の機能予測について
中井 謙太 東京大学医科学研究所助教授
ゲノム配列からの遺伝子発見
矢田 哲士 東京大学医科学研究所助教授
ホモロジーのない配列の解析
美宅 成樹 東京農工大学工学部教授(2003.3.31発行予定)
2.タンパク質構造と情報科学
プロテオミクスとバイオインフォマティクス
谷口 寿章 理化学研究所チームリーダー
立体構造情報ホモロイジー−モデリングと分子認識-−
中村 春木 大阪大学蛋白質研究所教授
相同配列比較による構造・機能予測
藤 博幸 京都大学化学研究所教授
タンパク質のモジュール構造
郷 通子 名古屋大学大学院理学研究科教授
3.生命のふるまいと情報科学
連鎖解析の理論と実際
鎌谷 直之 東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センター長(2003.2.28発行予定)
ESTのゲノムへの写像技術とその周辺
森下 真一 東京大学大学院新領域創成科学研究科助教授(2003.2.28発行予定)
遺伝子発現情報解析のための数理モデルとアルゴリズム
阿久津達也 京都大学化学研究所教授 (2003.2.28発行予定)
4.相互作用と制御の情報生物学
KEGG/代謝マップ
金久 實 京都大学化学研究所教授
細胞のコンピュータ・シミュレーション
冨田 勝 慶応義塾大学先端生命科学研究所・環境情報学部教授 (2003.2.28発行予定)
分子間相互作用データベースの構築と検索
五斗 進 京都大学化学研究所助教授
5.多様性と進化情報生物学
集団遺伝と分子進化
五條堀 孝 国立遺伝学研究所教授
分子系統学とその解析手法
舘野 義男 国立遺伝学研究所教授 (2003.2.28発行予定)
深海 薫 国立遺伝学研究所助手
ゲノム進化生物学
渡辺日出海 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科助教授
6.生命情報の大規模化とその科学
バイオインフォマティクスと大規模並列処理技術
秋山 泰 産業技術総合研究所生命情報科学研究センター長
文献からの情報抽出と体系化
高木 利久 東京大学医科学研究所教授 (2003.3.31 発行予定)
高井 貴子 東京大学医科学研究所講師
福田賢一郎 産業技術総合研究所生命情報科学研究センター研究員
医学データベース−疾患遺伝子変異情報
蓑島 伸生 慶応義塾大学医学部助教授
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岡田益吉