ワークショップ

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8月10日(金)9:00〜11:30

ショウジョウバエの系統について
Organizer: 山本雅敏
(京都工芸繊維大学・ショウジョウバエ遺伝資源センター)

  ショウジョウバエは幅広い研究分野で研究材料として使用されています。その結果、ショウジョウバエ系統は膨大なものになり、研究の進展にともないその需要も大きく変化しています。生物遺伝資源としてのショウジョウバエは基礎生物学の研究推進に不可欠であることから、ショウジョウバエ遺伝資源の積極的な維持とその管理、さらにそれらを用いた生命科学研究の推進と研究支援体制の確立が求められ、京都工芸繊維大学にショウジョウバエ遺伝資源センターが設立されました。規模としては、インディアナ大学と肩を並べることができ、現在ウメオ大学からの系統が本センターに移動されていますので、国際的2大センターのひとつとして機能させる計画です。  ショウジョウバエを利用して研究を行っている皆さんにとって、研究を迅速に展開できるようにするため本センターに、どのような要望があるのでしょうか。必要な系統を維持し皆さんからの分譲要求に応えるのは本センターの業務内容ですが、系統保存以外にショウジョウバエ遺伝資源に関する要求あるいは提案があれば、本ワークショップで議論したいと思っています。当然本センターへの希望や要望と言うだけでなく、国内のショウジョウバエ遺伝資源すなわち系統をいかに維持するか、またどう利用できるのか、系統に関する情報をどのようにして集積・公開するのか、などについて話し合いたいと思います。  このセッションでは、生物遺伝資源とは何か、からショウジョウバエの遺伝資源に絞り、系統の開発とか維持またその利用者側の話を伺い、その後自由な討論というか話し合いの場にしたいと考えています。

W-1 生物遺伝資源としてのショウジョウバエ
小原雄治
(国立遺伝学研究所)
W-2 ショウジョウバエの系統保存 現状と将来計画
山本雅敏
(京都工芸繊維大学)
W-3 Pエレメント挿入(GS)系統の開発
相垣敏郎
(東京都立大学)
W-4 ショウジョウバエ各種の系統とその維持
布山喜章
(東京都立大学)
W-5 系統利用者の立場から ショウジョウバエ各種の系統保存の必要性
猪股伸幸
(九州大学)

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