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ステレオ写真のページ左眼に赤、右眼に緑か青のフィルターを当てて見て下さい。立体視用の2色メガネは、共焦点顕微鏡や画像解析ソフトの付録についています。 2色メガネが入手できない方は、このPDFファイル をダウンロードして、レーザープリンターやインクジェットプリンターを使ってOHPシートにプリントし、それを透かして見てみて下さい。 あるいは、色セロハンや写真用フィルターを2色用意して、目に当ててお使い下さい。 平行法による横並びステレオ写真のPDFファイル(4.3MB!:カラー写真) も用意しました。 赤・シアンステレオ写真のPDFファイル(1.7MB)はこちらです。 各写真をクリックすると、別ウィンドウに大版の写真が出ます。もし出なければ、クリックしたまましばらく保持すると現われるメニューから、「新しいウィンドウでリンクを開く」を選択すると便利です。 ニコン社 SMZ1500 実体顕微鏡に、立体撮影用写真鏡筒(試作品)を取り付けて撮影。実体顕微鏡はステレオ立体像が見られることが最大の特長なのにも関わらず、左右の画像を切り替えて撮影できる写真鏡筒は、現時点では各社とも製品化していない。そこへニコンが同社の写真鏡筒を改造した試作品を作ってくれたので、試用してみた。 デジタルカメラの CCD は小さいので、写真鏡筒とカメラをつなぐCマウントアダプターに等倍(レンズ無し)のものを使うと、視野の一部しか撮影できないために解像度が落ちる。また光量の一部しか CCD に入らないため、暗くなってしまう。視野のほぼ全体を画像に収めるには、2/3インチCCD を使ったデジタルカメラには0.63倍、1/2インチCCD を使ったデジタルカメラには0.45倍程度のCマウントアダプターレンズが必要である。しかし多くのCマウントアダプターレンズは、ビデオ用の低画質設計で、高解像のデジタルカメラには収差が大きすぎて使えない。ライカ社の0.63 倍C マウントアダプターが高画質なので、これをニコンの写真鏡筒に組み合わせた。 デジタルカメラには、2/3インチCCD を使ったツァイス・プログレス3012 デジタルカメラを使用した。 奥行きのある物体では、ピントが一部にしかあわない。そのような場合は、すこしづつピントをずらせて撮影した 2〜10 枚から、ピントのあった部分だけを投げ縄ツールで選択してコピー&ペーストし、フォトショップでモンタージュしてある。このさい投げ縄ツールの「ぼかし」を、精細度に応じて 5〜20 ピクセルに設定し、アンチエイリアスをオンにすると、コピーの境界がスムーズにつながる。また、ピントのあった部分だけでなく、それに加えて画像の対角線の両端を少しだけ投げ縄で選択してからコピー&ペーストすると、重ね合わせの位置決めが非常に楽になる。 (C)基礎生物学研究所・細胞増殖研究部門・伊藤 啓 2001.4.18 |